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△ [17a-C303-5] 単層カーボンナノチューブ内に閉じ込められた線状炭素鎖の真空放電によるバルク合成
キーワード:カルビン、線状炭素鎖、カーボンナノチューブ
究極の一次元炭素鎖であるカルビンは1960 年代後半よりその存在について様々な議論がなされてきた。近年、線状炭素鎖(Linear Carbon-Chains: LCCs)は高温でアニールした二層カーボンナノチューブ(DWCNT)や、わずかに水素雰囲気下でのアーク放電により作製された多層カーボンナノチューブ内において発見されてきた。本研究では、透過電子顕微鏡とラマン分光法により、電界放出後に生じた放電によるダメージを受けたCNT フィルムにおいてバルクのLCCs の存在を確認した。