2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[17p-B201-1~7] pMAIRS法:非平滑・非晶質薄膜の分子配向を明らかにできる新手法

2018年3月17日(土) 13:15 〜 17:00 B201 (53-201)

若宮 淳志(京大)、柳田 剛(九大)、長谷川 健(京大)

13:45 〜 14:15

[17p-B201-2] 温度可変pMAIRS法を用いたポリイミド膜の分子鎖配向挙動の解析

安藤 慎治1、田中 和幸1、石毛 亮平1 (1.東工大物質)

キーワード:温度可変pMAIRS法、ポリイミド、分子配向挙動

高分子薄膜において幅広い温度範囲で誘起される分子配向状態の“その場分析”を可能にする「温度可変p偏光多角入射分光法」(VT-pMAIRS)を開発した。この方法を用いて、Si基板上に形成された種々の芳香族ポリイミド薄膜(<300nm)の熱硬化(熱イミド化)中の分子鎖配向変化を解析した。これらポリイミド薄膜における配向機構は、溶媒の蒸発および熱イミド化時の残留溶媒が少なく,かつ膜収縮も小さいため、対応するPI厚膜の配向機構とは著しく異なることを明らかにした。