2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.3 ナノエレクトロニクス

[17p-F210-1~14] 9.3 ナノエレクトロニクス

2018年3月17日(土) 13:30 〜 17:15 F210 (61-210)

西口 克彦(NTT)

15:30 〜 15:45

[17p-F210-8] sub 1 nmナノギャップ電極を用いたベンゼンジチオールの電気特性評価

内藤 泰久1、中村 徹1、アルブレヒト 健2,3、衛 慶碩1、山元 公寿2,3、島 久1、石田 敬雄1 (1.産総研、2.東工大、3.JST-ERATO)

キーワード:ナノギャップ電極、ベンゼンジチオール

我々は、近年sub1nm幅ナノギャップを、トンネル抵抗を制御しながら作製する手法を実現した。しかし、制御に伴うギャップ幅変化を実験的には実証しておらず、今回長さ0.9nmの有機分子(ベンゼンジチオール)を定規として利用することで検証した。その電気特性について解析した結果、ギャップ幅によって分子の架橋・非架橋の状態差がはっきりと表れており、作製時の条件によって1nm近辺のギャップ幅を精密に制御可能であることが分かった。