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[17p-P10-38] Mn3Sn多結晶薄膜の異常ホール効果
キーワード:反強磁性、異常ホール効果
本研究では、スパッタリング法によるMn3Sn薄膜の作製とその物性評価を行った。成膜には合金ターゲットを用い、室温下で熱酸化膜付Si基板上に100 nm厚のMn3Sn薄膜を作製した。酸化防止キャップ層として10 nm厚のRu膜を挿入した。作製されたサンプルは真空中で後熱処理を30分間行い、組成、結晶性、ならびに磁気特性の評価を行った。後熱処理によりMn3SnとRu膜の結晶化が進み、明瞭なヒステリシスを有する異常ホール曲線が観測された。