2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[18a-A202-1~10] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2018年3月18日(日) 09:00 〜 11:45 A202 (54-202)

大城 敬人(阪大)、淺川 雅(金沢大)

10:30 〜 10:45

[18a-A202-6] 電子線バーチャル電極ディスプレイによる支持脂質二重膜の流動ダイナミクスの時空間制御

宮廻 裕樹1,2、星野 隆行1 (1.東大院情理、2.学振特別研究員(DC1))

キーワード:支持脂質二重膜、電子線

脂質膜の物性計測や制御,膜タンパク質の機能解析のために,支持脂質二重膜の操作技術が広く研究されている.特に,脂質膜の流動性を時空間的に操作することは,膜中の物質拡散・移動や膜の不安定性などの非平衡ダイナミクスを計測するために有用であると考えられる.本研究では,電子線による静電エネルギーや界面エネルギーの局所的な操作により,自発展開法によって作られた支持脂質二重膜のパターニングや,展開速度,エッジの曲率の動的な操作を可能とし,支持脂質二重膜の流動ダイナミクスが制御できることを示す.