2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[18a-A302-1~8] 3.10 光量子物理・技術

2018年3月18日(日) 09:30 〜 11:45 A302 (54-302)

辻野 賢治(東京女子医大)

11:00 〜 11:15

[18a-A302-6] 高速複素光リザーバコンピューティングの提案と実証

中島 光雅1、犬伏 正信2、郷 隆司1、橋本 俊和1 (1.NTT先端集積デバイス研、2.NTTコミュニケーション科学基礎研)

キーワード:リザーバコンピューティング、機械学習、ニューラルネットワーク

機械学習の抜本的高速化・高効率化に向けて、脳の神経回路を模した人工ニューラルネットワーク(ANN)を光回路上で実現する技術が注目を集めている。ANN の中でも、小脳の構成を模した情報処理であるリザーバコンピューティング(RC)は、光回路との親和性が良く、近年精力的に光実装の研究が進められている。本稿では、光RC の計算規模・速度を抜本的に向上する手法として、(i)コヒーレント送受信技術を活用した複素数空間での光RC、及び(ii)光領域での波形整形による入力マスクの生成を提案する。また、上記を組み合わせた光回路を実装し、サブナノ秒オーダでの複素RC 動作を検証する。