2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

[18a-A402-1~11] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2018年3月18日(日) 09:00 〜 12:00 A402 (54-402)

岩長 祐伸(物材機構)

09:30 〜 09:45

[18a-A402-3] 表面プラズモン共鳴を用いたNaCl水溶液中での金属Al腐食の検出

小迫 照和1、西田 宗弘2、角屋 豊2 (1.矢﨑総業技術研究所、2.広大院先端)

キーワード:金属腐食、表面プラズモン共鳴、アルミニウム

一般的に金属の腐食検査は重量変化などの大きな物質変化でなされるが、ナノ領域で起こる腐食の初期段階を捉える事は実用上極めて重要である。本研究は腐食をナノ領域で計測し得る技術として、Surface plasmon resonanceを用いる事に着目している。Alに関しては塩化物の存在でその自然酸化膜が破壊され腐食が促進される。本研究では、Al薄膜の3wt%NaCl水溶液に対する腐食挙動をKretschmann配置にて反射率の入射角度依存性を計測することで評価する事を試みた。