[18a-C303-1~8] 17.1 カーボンナノチューブ，他のナノカーボン材料

[18a-C303-4] CNT紡績糸を用いた線状スーパーキャパシタのMoO₃による静電容量向上

〇(B)丸井 竜輝¹、林 拓磨¹、仁科 勇太¹、羽田 真毅¹、西川 亘¹、山下 善文¹、林 靖彦¹ (1.岡大工)

キーワード：カーボンナノチューブ、スーパーキャパシタ

CNT紡績糸に電解液を含んだPVAを塗布することで，スマートテキスタイルへの応用が考えられるスーパーキャパシタが作製できる．その静電容量増加のために，酸化還元反応での容量向上が期待できるMoO₃をCNT紡績糸の表面に塗布した．
その結果，未処理のCNT紡績糸で作製したスーパーキャパシタの容量が5.06 F/gに対し，MoO₃塗布により12.55 F/gまで改善でき，またCNT紡績糸を400度で加熱したのちに，同様にMoO₃を塗布すると18.31 F/gとなり，約3.6倍に向上できた．