2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[18a-F306-1~12] 12.7 医用工学・バイオチップ

2018年3月18日(日) 09:00 〜 12:15 F306 (61-306)

竹原 宏明(東大)

11:45 〜 12:00

[18a-F306-11] H2O2検出系によるアセチルコリンイメージングの基礎検討

雌熊 宏隆1、奥村 悠基1、土井 英生1、堀尾 智子1、奥村 弘一1、岩田 達哉1,2、高橋 一浩1,2、服部 敏明1、澤田 和明1,2 (1.豊橋技科大、2.EIIRIS)

キーワード:アセチルコリン、過酸化水素、イメージセンサ

本研究では,128×128画素の電位検出型センサアレイを用いたH2O2検出系を提案し,(アセチルコリン)AChの拡散及び濃度依存性を検討した。その結果,アセチルコリンエステラーゼ(AChE)及びコリンエステラーゼ(ChO)溶存下では,ACh滴下直後から画像が変化することを確認し,AChの拡散イメージングに成功した。また,出力電位のピークはH2O2濃度に直線的に変化し,H2O2検出系はpH検出系よりも100倍程度高感度に検出できることを確認した。