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[18a-P1-42] ホロカソードランプ陰極カリウム原子の仕事関数測定
キーワード:仕事関数、ホロカソードランプ、カリウム
高校や大学で利用できる光電効果の実験教材開発を行った。原子吸光分析に用いられるホロカソードランプを光電管として利用する方法を提案し、その陰極元素の限界波長を測定する研究を進めてきた。いままではセシウムを陰極とするランプで実験を行ってきたが、今回は我々の実験方法の汎用性を確認するため、新たにカリウムを陰極元素とするランプを使用して限界波長の測定を試みた。その結果、我々の方法でカリウムからの光電子放出に伴う信号が検出され光電効果を観測できたと同時に、その信号強度の入射波長依存性からカリウムの限界波長として603 nm という値を得た。この値は既に報告されている値(548 nm )よりも大きい。発表ではこの原因についても考察する。