[18a-P5-1~11] 9.5 新機能材料・新物性

[18a-P5-11] Pt触媒を用いた低濃度水素によるYの完全水素化

〇(M2)坂井 琢磨¹、佐藤 枢¹、三上 亮太¹、菅沼 奈央¹、秋里 宗次郎¹、酒井 政道¹、花尻 達郎²、中島 義賢²、徳田 正秀²、藤井 寿彦²、中村 修³ (1.埼玉大理工、2.東洋大、3.岡山理大)

キーワード：イットリウム

YHxは水素濃度xの増加とともに結晶構造が、hcp（x＜0.21:α相）、fcc（x＝2:β相）、hcp（x＝3:γ相）と変態し、x=2.8で金属から半導体へ変化する。またPd触媒を用いると希土類金属の水素吸蔵効果を促進させることで報告されている。本研究ではPd触媒と同じく触媒効果を持つPt触媒を用いたYの水素化とX線回折結果から各相の濃度計算を行った。すると、Pt＝5 nm、Y＝300 nmの試料を150℃で水素化するとほぼ完全なγ相単相の生成に成功した。