2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.13 半導体光デバイス

[18p-B203-1~17] 3.13 半導体光デバイス

2018年3月18日(日) 13:15 〜 18:00 B203 (53-203)

種村 拓夫(東大)、赤羽 浩一(NICT)

17:30 〜 17:45

[18p-B203-16] 太陽電池と発光ダイオードを対向させただけの新型高性能トランジスタ

岡本 研正1 (1.光半導体応用技研)

キーワード:太陽電池、発光ダイオード、トランジスタ

筆者は2011年、大面積Siフォトダイオードと高光力LEDを直列につなぎ,両者を近接対向させるだけで従来のSiトランジスタやSiサイリスタと同等の増幅作用やスイッチング動作を有する新デバイス「ダイスター、ダイリスタ」ができることを発見した。また2012年にはSiフォトダイオードよりも受光面積がはるかに広く、許容電流も大きいSi太陽電池とLEDマトリクスを対向させることにより、高出力のトランジスタやサイリスタと同等の性能を持つパワーダイスターやパワーサイリスタが簡単に作れることを発見した。これらの新デバイスはSiやLEDの斬新な用途を開くものであるが、学界や業界ではまだ全く知られていない。ダイスターやダイリスタの長所は高出力化が容易に図れることである。本講演では超高出力のダイスターやサイリスタの製作方法、基礎特性、問題点について述べる。