[18p-C301-1~15] CS3 3.11 フォトニック構造・現象,13.6 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイスのコードシェアセッション

[18p-C301-6] 一次元フォノニック結晶におけるトポロジカル境界状態の単一モード性に関する検討

〇金 仁基¹、岩本 敏^1,2、荒川 泰彦^1,2 (1.東大生研、2.東大ナノ量子機構)

キーワード：トポロジカル、フォノニック結晶

バンドギャップのトポロジカルな性質が異なる1次元フォノニック結晶(Phononic Crystal, PnC )境界に現れる音波の局在状態は、共振器として機能するため様々な応用展開が期待できる。前回は、シリカ一次元PnCを用いて、固体構造で初めて弾性波に対するトポロジカル境界状態の観測に成功している。今回、同構造におけるトポロジカル境界状態の単一モード性について解析し、バンドギャップ幅に依存しない単一モードトポロジカル境界状態の存在を確認するとともに、複数のバンドギャップにおいて単一トポロジカル境界状態が同時に実現可能であることを見出したので報告する。