2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.7 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

[18p-C302-1~19] 13.7 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

2018年3月18日(日) 13:45 〜 19:00 C302 (52-302)

重川 直輝(大阪市立大)、佐藤 威友(北大)

15:00 〜 15:15

[18p-C302-6] n-type GaN/SiO2界面における酸化ガリウム層自己形成の理論予測

長川 健太1、成田 哲生2、菊田 大悟2、加地 徹3、塩崎 宏司3、白石 賢二3,1 (1.名大院工、2.豊田中研、3.名大・IMaSS)

キーワード:GaN、SiO2、Ga2O3

フェルミ準位とバンドダイアグラムを用いた考察により、n-GaN/SiO2界面で発生する化学反応と得られる界面構造の予測を行った。n-GaN/SiO2界面ではフェルミ準位はGaNの伝導帯下端近傍に位置する。この界面においてn-GaNのフェルミ準位からSiO2へと電子が移動することで大きなエネルギー利得が発生し、SiO2膜に酸素空孔欠陥が発生する。この時、放出された酸素原子が界面において酸化反応を起こしGa2O3膜が形成される事を明らかにした。