2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » ニューロモルフィックハードウェアとはどんなものだろうか?

[18p-D104-1~7] ニューロモルフィックハードウェアとはどんなものだろうか?

2018年3月18日(日) 13:15 〜 17:00 D104 (56-104)

森山 貴広(京大)、齋藤 秀和(産総研)

16:30 〜 17:00

[18p-D104-7] スピントルク発振素子を用いたリザーバーコンピューティング

常木 澄人1、Torrejon Jacob2、Riou Mathieu2、Araujo Flavio2、Cros Vincent2、Grollier Julie2、薬師寺 啓1、福島 章雄1、湯浅 新治1、久保田 均1 (1.産総研、2.CNRS/Thales)

キーワード:スピントロニクス、リカレントニューラルネットワーク、リザ―バコンピューティング

ニューロンやシナプスからなる神経ネットワークの理解からもたらされた計算モデル(ニューラルネットワーク)をハードウェアで模倣し、脳の高度かつ超低消費電力な計算を目指す研究(Brain-inspired computing)が進められている。我々は、強磁性スピンの持つ非線形性の高いダイナミクスに着目し、リカレントニューラルネットワークの一つであるReservoir computingをスピントルク発振素子により形成した。発表では、作製したリカレントニューラルネットワークの評価結果および、ヒトの音声信号の認識実験の結果について示す。