2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[18p-F202-1~19] 1.1 応用物理一般・学際領域

2018年3月18日(日) 13:15 〜 18:30 F202 (61-202)

面谷 信(東海大)、藤川 知栄美(東海大)、松谷 晃宏(東工大)

13:45 〜 14:00

[18p-F202-3] 粉体投入作業時の帯電粉体からの静電気放電現象

崔 光石1、遠藤 雄大1、鈴木 輝夫2 (1.安衛研、2.春日電機)

キーワード:静電気、粉体、サイロ

本研究では,粉体をサイロに投入する際に発生する静電気放電および帯電量について調べた。本研究で使用した実験設備は,粉体貯蔵サイロ,投入ホッパー,投入ホッパー下部短管,高感度カメラ,大型ファラデーケージ等から構成されている。粉体は,ポリプロピレン(3 mm, PP)を使用した。結果によると粉体をサイロ内へ投入を開始するとほぼ同時に,粉体と内側壁との間,あるいは粉体と突起物との間で,発光を伴った静電気(ブラシ)放電が発生した。有機溶剤を含む粉体を取扱う場所では着火する可能性が高いので注意しなければならない。 一方,比電荷は,平均-0.7 nC/gとなり,帯電粉体の危険レベルの目安である0.1 nC/gを越える帯電をしていることが確認された。