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[18p-F210-5] Development of tip-enhanced nanospectroscopy in various environmental conditions
Keywords:Near-field, Raman, Plasmon
チップ増強ラマン散乱(TERS: Tip-Enhanced Raman Scattering)として世界的に認識されるに到る本技術において、最新の成果では、波長633nmの光を用いて、カーボンナノチューブを1.7nmの空間分解能でTERSイメージングが可能となっている。これは常温大気中におけるラマン分光の世界記録である。量子的な効果に実空間でアクセスしうる本手法を、多様な試料に適応させ、分析技術として意味のあるものにするには、用途にあった多様な環境制御下での開発が必須となる。現在、常温大気中での開発を土台として、超高真空・極低温環境~常温大気中~ガス環境制御下~液中のそれぞれで装置開発を行っており、開発状況についての報告を行う。また、我々のグループ以外全く報告例が無い状況であるが、非線形分光手法とチップ増強との相性は極めてよく、その現状と今後についても紹介する予定である。