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[18p-F210-8] 先端増強ラマン顕微分光測定技術の進展とその応用
キーワード:TERS、グラフェン、ラマン
ラマン分光法を用いて得られるラマン散乱光は非常に弱く、増強手法の開発が求められている。金属被膜を施した原子間力顕微鏡に用いるプローブ先端部に光を照射することで、局在プラズモンが誘起される。この局在プラズモンは、局在的な強い電場源として機能し、ラマン散乱光を増強、かつ回折限界を超えたナノレベルでの光計測に応用できる。この原理を応用した顕微分光手法は、先端増強ラマン顕微分光法と呼ばれている。本発表では、酸化グラフェンに代表されるカーボン材料や、半導体材料、2次元材料に対してナノ光計測を用いた事例について報告する。