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[18p-F210-9] チップ増強ラマン分光法による燃料電池触媒層の組成分布マッピング
キーワード:チップ増強ラマン分光法、燃料電池
チップ増強ラマン法は、最表面・微量物質の組成マッピングを可能とする検出手法として期待されている。今回、燃料電池MEAのカソード電極最表面でのカーボン-アイオノマ分布解析に適用し、従来困難であったアイオノマの表面増強に世界で初めて成功し、カーボン-アイオノマの数10nmオーダーでの分布を確認した。この技術を用いることで、燃料電池の性能発現メカニズム解明や燃料電池の電極品質評価への適用が期待される。