[18p-P4-1~48] 12.5 有機太陽電池

[18p-P4-33] 量子ドット増感太陽電池の界面パッシベーション効果

〇(M2)堀 奏江¹、藤野 修一朗¹、豊田 太郎^1,3、早瀬 修二^2,3、沈 青^1,3 (1.電通大基盤理工、2.九工大生命体工、3.JST-CREST)

キーワード：量子ドット増感太陽電池、界面パッシベーション、ZnS

量子ドット増感太陽電池は次世代型太陽電池として注目を集め、盛んに研究が行われている。今回はTiO₂ ナノ粒子電極と量子ドットの間の界面にZnSパッシベーションを行い、そのZnS層の厚みを変えることでの光電変換特性への影響を評価した。J-V特性の結果からパッシベーションを行うことでFFとV_OCが増加し、V_OC が0.8 Vを達成した。これはZnS層が厚くなることでTiO₂から量子ドット、または電解質溶液への逆電子移動を抑制したためと思われる。