2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

3 光・フォトニクス » 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

[18p-P9-1~34] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2018年3月18日(日) 16:00 〜 18:00 P9 (ベルサール高田馬場)

16:00 〜 18:00

[18p-P9-23] 金ナノグレーティングに生じる内部応力の調整

湖東 裕士1、木下 卓哉2、志村 崇2、岩見 健太郎2、梅田 倫弘2 (1.農工大工、2.農工大院工)

キーワード:金ナノグレーティング、内部応力

本研究では,金ナノグレーティングに生じる内部応力について報告する.成膜前のガラス基板の表面,Si成膜後の表面,Au/Cr成膜後の表面の湾曲を触針式段差計で測定し,得られた形状からStoneyの式を用いて内部応力を算出した.Si膜厚が小さくなるほど,薄膜の内部応力が減少し,Si膜厚100 nm付近で内部応力が0になることが明らかになった.したがって,Si膜厚100 nmでグレーティング構造を製作すると湾曲が改善できると考えられる.