2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[19a-A204-1~10] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2018年3月19日(月) 09:00 〜 11:45 A204 (54-204)

永野 修作(名大)、松井 淳(山形大)

10:00 〜 10:15

[19a-A204-5] 有機薄膜太陽電池を指向したUV照射による金属フタロシアニン薄膜の作製と評価

土井 美穂1、平井 裕太郎2、藪 浩3、増原 陽人1,4 (1.山形大院理工、2.東北大院工、3.東北大 WPI-AIMR、4.山形大有機エレ研)

キーワード:有機薄膜太陽電池、金属フタロシアニン、ウェットプロセス

耐光性に優れたフタロシアニンは、安定性や変換効率の低い有機薄太陽電池の課題を解決する材料として注目されてきたが、その溶解性の低さからウェットプロセスによる成膜が困難であった。そこで本研究では、前駆体を溶解させ、成膜後、UV照射することでフタロシアニン膜の作製を試みた。その結果、UV照射後、溶媒に難溶性を示すフタロシアニン膜の作製に成功し、有機薄膜太陽電池への応用を可能とした。