2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[19a-A304-1~11] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

2018年3月19日(月) 09:00 〜 11:45 A304 (54-304)

富田 英生(名大)

09:00 〜 09:15

[19a-A304-1] 2次元CdTe X線画像センサの画質特性と人体等価ファントムの材質の識別能の検討

松本 政雄1、岩崎 怜奈2、岡田 友稀2 (1.阪大院医保健、2.阪大医保健)

キーワード:2次元CdTe X線画像センサ、画質特性、識別能

二次元CdTe X線画像センサを使用して、ディジタル検出器の画質特性であるディジタル特性曲線、MTF、WSを測定し、NEQ、DQEを求めた。また、①緻密骨、②皮質骨、③内骨、④肺、⑤軟部組織の人体等価ファントムを使用して、エネルギー領域30~75 keV領域で各人体等価ファントムの二次元平面画像を取得する。取得した画像から異なる二つのエネルギー領域の線減弱係数の対数比から各被写体の実効原子番号を算出し、各人体等価ファントムの材質の識別能を検討した。その結果、2次元CdTe検出器のNEQとDQEは、既知の直接型FPDのNEQ及びDQEと同等の値が得られた。また、求めた各人体等価ファントム(①緻密骨、②皮質骨、③内骨、④肺、⑤軟部組織)の実効原子番号Zは、9%以内の誤差範囲内で理論値と一致した。