2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

1 応用物理学一般 » 1.6 超音波

[19a-B303-1~10] 1.6 超音波

2018年3月19日(月) 09:00 〜 11:45 B303 (53-303)

鈴木 雅視(山梨大)

11:30 〜 11:45

[19a-B303-10] Bi4Ti3O12/SrTiO3の分極温度に関する研究

小林 牧子1、山本 智也1、野澤 勝平1 (1.熊本大工)

キーワード:超音波トランスニューサ、高温、非鉛

強誘電体材料としてチタン酸ビスマス(BiT)、ゾルゲル材料としてチタン酸ストロンチウム(ST)を使用したBiT/STの分極温度に関する検討を行った。分極開始温度を室温および700℃としたサンプルをホットプレート上で室温から500℃まで加熱を行いながら、パルスエコー法による超音波測定を行った。その結果、500℃における測定結果では、室温分極のサンプルの方が信号強度、SN比ともに優れていることがわかった。これは、常誘電体であるSTは誘電率の温度変化がないのに対し、BiTはキュリー点付近で誘電率が最大値をとるため、キュリー点付近では分極がかえって困難になったことが原因と考えられる。