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[19a-B303-10] Bi4Ti3O12/SrTiO3の分極温度に関する研究
キーワード:超音波トランスニューサ、高温、非鉛
強誘電体材料としてチタン酸ビスマス(BiT)、ゾルゲル材料としてチタン酸ストロンチウム(ST)を使用したBiT/STの分極温度に関する検討を行った。分極開始温度を室温および700℃としたサンプルをホットプレート上で室温から500℃まで加熱を行いながら、パルスエコー法による超音波測定を行った。その結果、500℃における測定結果では、室温分極のサンプルの方が信号強度、SN比ともに優れていることがわかった。これは、常誘電体であるSTは誘電率の温度変化がないのに対し、BiTはキュリー点付近で誘電率が最大値をとるため、キュリー点付近では分極がかえって困難になったことが原因と考えられる。