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△ [19a-B401-3] 154SmFeAsO1-xDxの高温超伝導相を囲む二つの反強磁性秩序
キーワード:鉄系超伝導体、中性子散乱
本研究では鉄系超伝導体中で最も高い臨界温度を示すSmFeAsO1-xHxに対し、SmとHサイトへ同位体置換を施し中性子回折から電子相図の作成を試みた。まずノンドープ時の反強磁性構造は他の鉄系同様のストライプ型となった。次に超伝導が消失した過剰ドープ域(x>0.5)において新しい反強磁性秩序を発見し、鉄の磁気モーメントは2.7muBと鉄砒素系で最も高い値となった。本結果は鉄に働く強い磁気相互作用が超伝導の高温化に有利に働くことを示唆している。