[19a-C102-1~11] 6.3 酸化物エレクトロニクス

[19a-C102-2] (104)LiCoO₂ 正極/Li₃BO₃ アモルファス電解質の正極/電解質界面構造の第一原理計算による理論解析

〇池田 稔¹、田中 喜典²、大野 隆央^1,2 (1.物質材料・研究機構MANA、2.物質材料・研究機構GREEN)

キーワード：Li固体2次電池、第一原理計算、ｱﾓﾙﾌｧｽLi3BO3/LiCoO2

全固体 Li 二次電池用の複合電解質(Li₇La₃Zr₂O₁₂/Li₃BO₃)界面での Li 伝導機構についての理論計算結果を報告した。アモルファス Li₃BO₃ は可塑性があり、正極との整合性も良いことが期待される。今回、(104)面の LiCoO₂ 正極とアモルファス Li₃BO₃ との界面構造を第一原理分子動力学計算により原子レベルでの界面構造を解析したので報告する。界面において、BO3分子は、(104)LiCoO₂表面のCo原子2個を、ブリッジする形で吸着しており、Co由来のスピン分極の発生を抑制している。