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[19a-F206-10] ダイヤモンドNVセンターアンサンブルを用いた温度感度予測
キーワード:ダイヤモンド、NV センター、温度センシング
NVセンターを用いた温度感度はNVセンター数、又は信号の傾きを増やすことによって、測定感度が改善できる。ノイズ(磁場の不均一広がり,歪みの不均一広がり,均一広がり)の影響により、NVセンター濃度が増えると、ODMRの信号の傾きは小さくなるため、これら二つの値は一般的には相関関係がある。このため、測定感度には最適なNVセンター濃度が存在するはずである。本研究では高濃度NVセンターのODMRを測定し、理論解析を行った。その結果、磁場の不均一広がりと均一広がりがダイヤモンド中のスピン濃度(P1センターとNVセンター)に、歪みの不均一広がりがNVセンター濃度に比例する事を発見した。さらに、温度センサとしての感度の理論予測を行い、最適なNVセンターの濃度を見積もった。