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[19a-F206-12] 窒素欠陥中心を用いたナノダイヤモンドのブラウン運動計測
キーワード:量子センシング、ナノダイヤモンド
ダイヤモンド中の窒素欠陥(NV)中心には孤立電子スピンが存在し、スピン共鳴状態を蛍光から高感度に検出可能であり、ナノスケールの磁気センシング手法として注目されている。昨年の講演会で、我々は平均粒径25 nmのダイヤモンドナノ粒子が流体中で回転ブラウン運動する事によると思われる光検出磁気共鳴の線幅拡がりを報告した。今回、この線幅拡がりが生じるメカニズムや他の検討される要因についてより詳細な検証を行った。結果として、観測した線幅拡がりを与えるナノ粒子の直径は11.4nmであり、サンプル粒子の粒径分布の範囲内におさまる事が明らかとなった。