[19a-F306-1~12] 12.7 医用工学・バイオチップ

△ [19a-F306-5] 金ナノ粒子内包分子インプリントナノゲルの放射線増感効果

〇吉田 碧衣¹、山田 託也¹、木口 健太朗¹、赤坂 浩亮²、佐々木 良平²、北山 雄己哉¹、竹内 俊文¹ (1.神戸大院工、2.神戸大院医)

キーワード：分子インプリンティング、ナノ粒子、放射線療法

放射線増感剤として知られる金ナノ粒子を内包したMIP-NGsを創製し、放射線治療への応用を試みた。金ナノ粒子をコアとし、MIP層をシェルとして構築することで金ナノ粒子内包MIP-NGsを合成した。その後、腫瘍担持マウスに投与し放射線照射を行った結果、金ナノ粒子内包MIP-NGsを投与せず放射線照射のみを行った場合に比べて腫瘍の進展が抑えられ、有意な放射線治療効果が見られた。MIP-NGsが新たなDDSナノキャリアとしての可能性を見出すことに成功した。