2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[19a-F306-1~12] 12.7 医用工学・バイオチップ

2018年3月19日(月) 09:00 〜 12:15 F306 (61-306)

高橋 一浩(豊橋技科大)、加治佐 平(PROVIGATE)

10:45 〜 11:00

[19a-F306-7] 反応性スパッタで製膜したチタン酸化物薄膜の硬組織適合性評価

竹内 将人1、大家 渓1,2、細谷 和輝2、北條 健太2、岩森 暁2、中野 武雄1 (1.成蹊大、2.東海大)

キーワード:反応性スパッタ、チタン酸化物薄膜、硬組織適合性

新規Ti製生体材料の開発を目的として、反応性スパッタを用いた。製膜時の酸素流量を制御することによって、約10 at.%間隔でTi4+量が異なるTi酸化物薄膜を作製した。Ti4+量が異なる各試料上で骨芽細胞様細胞を用いた骨分化誘導を行った結果、Ti4+量が最も多かった試料の石灰化量が最も高かった。各試料の粗さとぬれ性に大きな違いがなかったことから、TiO2含有量が骨分化に影響をおよぼし、TiO2含有量が多いと骨形成を促進することが示唆された。