10:45 〜 11:00
[19a-G205-7] Au(111)表面における窒素および臭素を含有した分子の吸着構造の観察
キーワード:プローブ顕微鏡、溶液法、超高真空
グラフェンの前駆体として低次元分子ネットワークが注目されている。本研究では骨格中にNを持つ分子, 2,4,6-tris(4-bromophenyl)triazine(TBPT)を用いて、ヘテロ元素ドープグラフェンの前駆体となる分子ネットワークを手順が簡便な溶液法で作製することを目的した。観察にはUHV中、室温下でSTMを用いた。その結果、プロペラ型分子が規則的に配列した構造が観察された。輝点の形状には2種類あり、これは分子-基板相互作用の差異が生じたためと考えられる。