2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[19a-G205-1~9] 12.1 作製・構造制御

2018年3月19日(月) 09:00 〜 11:30 G205 (63-205)

鈴木 龍樹(海洋機構)

10:45 〜 11:00

[19a-G205-7] Au(111)表面における窒素および臭素を含有した分子の吸着構造の観察

蓮井 信吾1、美濃 宏亮1、岡田 有史1、吉村 雅満2、角野 広平1 (1.京工繊大工芸、2.豊田工大)

キーワード:プローブ顕微鏡、溶液法、超高真空

グラフェンの前駆体として低次元分子ネットワークが注目されている。本研究では骨格中にNを持つ分子, 2,4,6-tris(4-bromophenyl)triazine(TBPT)を用いて、ヘテロ元素ドープグラフェンの前駆体となる分子ネットワークを手順が簡便な溶液法で作製することを目的した。観察にはUHV中、室温下でSTMを用いた。その結果、プロペラ型分子が規則的に配列した構造が観察された。輝点の形状には2種類あり、これは分子-基板相互作用の差異が生じたためと考えられる。