[19a-P6-1~79] 17 ナノカーボン（ポスター）

[19a-P6-17] 熱アニールによる単層カーボンナノチューブの光学スペクトル変化

〇松山 美聡¹、橋本 翔平¹、伊東 千尋¹ (1.和歌山大システム工)

キーワード：カーボンナノチューブ、熱アニール

単層カーボンナノチューブ（SWNT）のX線照射欠陥の収量が事前アニールによって変化することから、アニールによる光学スペクトルの変化を調べた。空気雰囲気下300℃でアニールしたSWNT薄膜について、紫外可視吸収スペクトルを測定したところ、S₁₁、S₂₂遷移に対応する吸収ピーク強度が減少することがわかった。これは、酸素の化学吸着による、ドーピング効果あるいはSWNTの形態変化に起因すると考えられる。