2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

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17 ナノカーボン » 17 ナノカーボン(ポスター)

[19a-P6-1~79] 17 ナノカーボン(ポスター)

2018年3月19日(月) 09:30 〜 11:30 P6 (ベルサール高田馬場)

09:30 〜 11:30

[19a-P6-21] 単層カーボンナノチューブにおけるTHz高調波発生

西留 比呂幸1、永井 恒平2、一ノ瀬 遥太1、福原 健吾1、野崎 純司1、枝 淳子1、蓬田 陽平1、柳 和宏1、田中 耕一郎2,3 (1.首都大理工、2.京大理、3.iCeMS)

キーワード:カーボンナノチューブ、高調波発生、テラヘルツ光

原子層材料系において近年、顕著なテラヘルツ非線応答特性が実現されている。 その応答の起源として、バンド内とバンド間の二種類の駆動があるが、その起源 は明確なものではない。本研究では、電子構造を系統的に改変した単層カーボン ナノチューブ(SWCNT)におけるテラヘルツ非線形応答特性を調べ、その物理的 機構の理解を行った。(6,5)および直径1nmの半導体SWCNTでは高調波発生が見られ、 大きなスペクトル変調が高強度領域で観測された。駆動機構の観点から議論を行う。