[19a-P6-1~79] 17 ナノカーボン（ポスター）

[19a-P6-55] グラフェン狭窄素子の輸送特性のメカニズム

〇岩崎 拓哉¹、Wang Zhongwang¹、Muruganathan Manoharan¹、水田 博^1,2 (1.北陸先端大、2.日立ケンブリッジ研)

キーワード：グラフェン量子デバイス、キャリア輸送特性、クーロンブロッケード

単一ドット形成に対応する寸法のグラフェン狭窄素子を作製・測定し、第一原理計算を用いた解析により輸送特性のメカニズムを調べた。測定では、4.5 Kにおいてクーロン振動・クーロンダイアモンド特性を観測した。第一原理計算解析により、グラフェンナノリボンがソース・ドレインに接続されている場合、透過係数スペクトルに共鳴ピークが現れることが分かった。この結果はチャネル方向の閉じ込め効果の寄与を示唆している。