2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 磁気科学研究の今と未来

[19p-A202-1~9] 磁気科学研究の今と未来

2018年3月19日(月) 13:15 〜 17:30 A202 (54-202)

山登 正文(首都大)、山本 勲(横国大)、三井 好古(鹿児島大)

16:15 〜 16:45

[19p-A202-7] 高勾配磁気分離を用いた汚染土壌減容化

西嶋 茂宏1 (1.福井工大)

キーワード:超伝導高勾配磁気分離、汚染土壌、減容化

福島での汚染土壌の発生量は、2200万m3推定されており、その減容化が重要な課題となっている。現在は放射性のCsが問題となっているが、Csは反磁性のカオリナイトのような1:1粘土鉱物には弱く吸着し、常磁性のバーミキュライトのような2:1粘土鉱物には強く吸着する。このため超伝導高勾配磁気分離法を利用すれば、Csを高濃度に強く吸着している常磁性体の2:1粘土のみを分離できることになる。