2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.4 生体・医用光学

[19p-A302-1~23] 3.4 生体・医用光学

2018年3月19日(月) 13:15 〜 19:30 A302 (54-302)

西舘 泉(農工大)、佐藤 俊一(防衛医大)

19:15 〜 19:30

[19p-A302-23] 輝尽発光に基づく非侵襲生体温度計測法の開発

大橋 昌立1、〇高橋 儀宏1、寺門 信明1、尾上 紀子2、篠崎 毅2、藤原 巧1 (1.東北大院工、2.仙台医療センター)

キーワード:脳蘇生、生体温度、輝尽発光

非侵襲かつ位置選択的な生体温度計測技術は,脳蘇生などで有効とされる低体温療法のプロトコル確立に重要な要素技術となり得る.蓄光体における残光および輝尽発光は,電子トラップの熱的解放過程を経るため,それら発光特性は環境温度に大きく依存する.我々はこれまでに,残光および輝尽発光現象の温度依存性に基づく新規生体温度測定法を提案し,その原理確立と実証を進めてきた.本研究において,頭蓋内の温度計測を想定し,近赤外領域の励起光が骨を透過した際の輝尽発光について検討した.