2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.1 基礎物性

[19p-B401-1~10] 11.1 基礎物性

2018年3月19日(月) 13:15 〜 16:00 B401 (53-401)

八巻 和宏(宇都宮大)、作間 啓太(成蹊大)

14:45 〜 15:00

[19p-B401-6] μSRによるMgO/Mg2Si/MgB2ナノ複合結晶の磁気構造解析

内野 隆司1、長嶋 廉仁2、瀬戸 雄介1、松本 恵1、櫻井 敬博1、太田 仁1、上野 勝也1、對馬 恵美1、松崎 涼介1、藤井 柊介1、坂口 佳史3、大石 一城3、幸田 章宏4 (1.神戸大、2.日本板硝子、3.CROSS東海、4.KEK)

キーワード:近接効果、Josephson カップリング、μSR

我々は,近年,酸化物ガラスと金属マグネシウムとの反応により,厚みが数mmのMgOリッチ層,Mg2Siリッチ層から構成される緻密かつ格子整合した結晶層が自己組織的かつ周期的に形成されることを報告した。このMgOリッチ層中には,MgB2ナノ結晶が分散して存在しており,その結果,20 Kより低温で,長距離近接効果による巨視的な超伝導状態が出現する 。2017年春,秋の年会でこの超伝導層の磁気異方性について報告したが,本講演では,その磁気構造をμSRにより観察したのでその結果について述べる。