2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

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[19p-C103-1~8] 先端3D原子イメージングが拓く新しい材料・デバイス技術

2018年3月19日(月) 13:45 〜 17:45 C103 (52-103)

筒井 一生(東工大)、福村 知昭(東北大)

14:15 〜 14:45

[19p-C103-2] 放射光による原子分解能ホログラフィーの実際

木下 豊彦1 (1.JASRI)

キーワード:3D活性サイト、光電子ホログラフィー、ドーパント

我々は、科研費新学術領域研究「3D活性サイト科学」[1]の支援のもと、SPring-8の放射光を利用したホログラフィー実験などで、ドーパント、触媒、界面原子の電子状態とサイトの決定を行うことを目指している。いろいろなサンプルに対してホログラフィー研究を進める傍ら、装置や測定環境の整備にも取り組んでいる。これまでよりもエネルギー分解能の良い、光電子ホログラフィーパターンを得ることができるようになり、同一元素であっても、サイトの違う原子を区別したデータ解析により、詳細な議論ができるようになってきた。また、10ミクロンを切る微小領域のホログラフィーや、ポンプ&プローブ手法との組み合わせによる相転移のダイナミクス研究も視野に入ってきている。講演では、SPring-8で整備を進めているホログラフィー測定に利用可能な手法、装置の紹介のほか代表的な測定例を示す。