2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.1 強誘電体薄膜

[19p-C104-1~19] 6.1 強誘電体薄膜

2018年3月19日(月) 13:15 〜 18:30 C104 (52-104)

山田 智明(名大)、平永 良臣(東北大)、三村 憲一(産総研)

18:15 〜 18:30

[19p-C104-19] YbFe2O4薄膜の化学組成が電気的・磁気的特性に及ぼす影響

田中 淳平1、三浦 光平1、桐谷 乃輔1、吉村 武1、芦田 淳1、藤村 紀文1 (1.阪府大工)

キーワード:RFe2O4、電荷秩序、強相関関係物質

RFe2O4(R:希土類元素)は、結晶内に同数のFe2+とFe3+が三角格子状に存在しているため電荷のフラストレーションが生じ、電子密度に極性を有する電荷秩序構造が形成する電子強誘電体である 。我々はこれまでにパルスレーザー堆積(PLD)法を用いてYbFe2O4エピタキシャル薄膜の作製に成功し、その電気的特性を報告してきた。それらをエネルギー分散型X線分析によって組成分析した結果、エピタキシャル薄膜であるにもかかわらずFe/Yb=1.2~1.8とFe欠損状態であった。本研究では、YbFe2O4エピタキシャル薄膜において、Fe/Yb組成の変化が電気的、磁気的特性に与える影響について報告する