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[19p-C104-2] エピタキシャルCeO2-ZrO2薄膜の作製とその結晶構造評価
キーワード:ジルコニア薄膜、準安定相
近年、膜厚数十nm以下の蛍石型酸化物膜に種々の元素を置換することで準安定なOrthorhombic相が発現し、極性を示すことが報告された。特に、蛍石型酸化物同士の固溶体であるHfO2-ZrO2膜は優れた強誘電性および反強誘電性を示すことから、新奇極性材料として広く研究されている。そこで、触媒やRRAMへの応用が検討されているCeO2-ZrO2膜においてもOrthorhombic相の発現が可能であれば、極性材料としての応用が期待できる。本研究は、Orthorhombic相発現の可能性を検討するために、エピタキシャル成長したCeO2-ZrO2膜を作製し、固溶量に対する結晶構造変化を評価したので報告する。