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[19p-C201-5] プラズマ活性乳酸処理グリオーマのメタボロミクス解析
キーワード:プラズマ医療、プラズマ活性溶液、代謝
非平衡大気圧プラズマ(NEAPP)を用いたバイオ・医療応用に注目が集まっている.NEAPPを乳酸リンゲル液(ラクテック)に照射したプラズマ活性ラクテック(PAL)による培養によって,がん細胞のみを選択的に殺傷されることを報告した.前回,プラズマ照射細胞培養液(PAM)により培養された細胞内の代謝物解析の結果を報告し,Glyceraldehyde 3-phosphate(GAP)の蓄積がGAD dehydrogenase(GAPDH)の失活を伴う嫌気解糖の抑制にみられる代謝変動から がん細胞増殖が妨げられることを報告した.一方,PAL培養された がん細胞内には酸化物の発生量が少なく,RONS以外の物質が関与する抗腫瘍効果メカニズムが示唆されている.今回,PAL培養した脳腫瘍細胞内の代謝物を調べ,PAL培養による細胞内代謝について考察する.