2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

CS コードシェアセッション » CS4 6.5 表⾯物理・真空,7.6 原⼦・分⼦線およびビーム関連新技術のコードシェアセッション

[19p-F214-1~12] CS4 6.5 表面物理・真空,7.6 原子・分子線およびビーム関連新技術のコードシェアセッション

2018年3月19日(月) 13:45 〜 17:00 F214 (61-214)

吉越 章隆(原子力機構)、武田 さくら(奈良先端大)、吉村 雅満(豊田工大)

14:30 〜 14:45

[19p-F214-4] Fe(110)薄膜の表面電子バンド構造における酸素吸着効果:高分解能ARPES

相馬 清吾1,2、本間 康平3、佐藤 宇史1,3、辻川 雅人1,4、白井 正文1,4、高橋 隆1,2,3 (1.東北大CSRN、2.東北大WPI-AIMR、3.東北大院理、4.東北大通研)

キーワード:表面状態、電子構造、光電子分光

強磁性体表面における酸素吸着効果は、酸化や触媒反応に関わる電子状態や、磁気抵抗素子における界面の磁性を議論する上で有用な参照系となる。今回我々は、酸素を吸着(0-0.5ML)させたFe(110)薄膜の表面について高分解能ARPESを行い、スピン偏極した新たなバンド分散が酸素の吸着により発現することを見出した。講演では、この新たな電子状態が及ぼすFe(110)表面磁性への影響になどついて議論する。