[19p-G202-1~12] 12.2 評価・基礎物性

[19p-G202-1] 金属／有機層界面の電子構造に基づく銀ナノ粒子の経時安定化

〇谷 忠昭¹、山野 侑香²、菅 亮太²、内田 孝幸² (1.日本写真学会フェロー、2.東京工芸大工)

キーワード：銀ナノ粒子、安定化、フェルミ準位

各種デバイス用銀ナノ粒子の経時安定化の指針を金属／有機層界面の電子構造の観点から探った。大気中では銀を含む貴金属はコンタミ有機層に被われ、前者のフェルミ準位が後者にピン止めされていることがわかり、コンタミ有機層の形成と性質を調べた。次いでバインダー（ゼラチン）の制御、SAMおよびAgI被膜の形成および光照射の影響を調べ、銀ナノ粒子はそのフェルミ準位を周囲より低くすることにより安定化できることを見出した。