2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[19p-P5-1~39] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2018年3月19日(月) 13:30 〜 15:30 P5 (ベルサール高田馬場)

13:30 〜 15:30

[19p-P5-15] 多結晶HfO2における抵抗スイッチング現象の機構解析-第一原理計算によるアプローチ-

〇(M1C)肥田 聡太1、山崎 隆浩2、奈良 純2、大野 隆央2、岸田 悟1,3、木下 健太郎4 (1.鳥取大工、2.物材機構、3.TiFREC、4.東京理科大)

キーワード:抵抗変化メモリ、HfO2、第一原理計算

Pt/HfO2/Pt構造の抵抗変化メモリを用いて取得した実験結果から計算モデルを構築し, HfO2の各面方位の安定性及び酸素欠陥(VO)導入による影響を第一原理計算を用いて評価した. 計算結果からVOは結晶粒表面近傍に生成されやすく, 結晶粒表面の電気伝導に影響を与え得ることがわかった. 以上から, 多結晶HfO2をベースとする抵抗変化メモリ素子中ではVOの凝集と拡散により抵抗変化が生じることを示唆する結果を得た.