[20a-A304-1~12] 2.2 検出器開発

[20a-A304-12] Eu:SrI₂シンチレータを用いた高エネルギー分解能アレイ検出器の開発

〇吉野 将生^1,3、鎌田 圭^2,3、横田 有為²、黒澤 俊介^2,4、庄子 育宏^1,3、大橋 雄二²、山路 晃広¹、吉川 彰^1,2,3 (1.東北大金研、2.東北大NICHe、3.株式会社C&A、4.山形大理)

キーワード：放射線検出器、シンチレータ

Eu:SrI₂シンチレータは、2インチのバルク結晶として87000ph/MeV、3.5%FWHM@662keVと高いエネルギー分解能が報告されている。しかし、強い潮解性があるためピクセル化が難しく、これまでイメージング用検出器としての報告は少ない。​本講演では、Eu:SrI₂シンチレータの加工手法・表面処理方法を新規に開発し、エネルギー分解能を評価したので、その結果について報告する。2x2ピクセルのEu:SrI₂アレイを試作し、化学研磨と機械研磨を組み合わせた新規加工方法を開発することで、エネルギー分解能4.8%HWHM@662keVを達成した。本講演では、更なるピクセルの微細化、多チャンネル化についても報告を行う。