2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[20a-G203-1~11] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

2018年3月20日(火) 09:00 〜 11:45 G203 (63-203)

本間 剛(長岡技科大)、後藤 民浩(群馬大)

10:45 〜 11:00

[20a-G203-8] テルライト系ガラスを用いた超高速一括波長変換素子の研究
―二次非線形光学定数のサンプル厚さ依存性―

井上 さやか1、草野 飛鳥1、三田地 成幸1 (1.東京工科大)

キーワード:テルライト系ガラス、超高速一括波長変換素子、二次非線形光学定数

現在、強誘電体結晶材料を用いた高効率な波長変換デバイスが研究開発されているが、加工が困難であり、コストが高い等の問題がある。そこで、テルライト系ガラスに注目した。テルライト系ガラスは、広い波長帯域で高い透明性を持ち、加工性が良く低コストである。著者の研究室では、本来二次非線形光学特性を示さないガラスに、両側から電圧を加えながら紫外光ポーリング処理を行うことで、分極構造を誘起させ、ガラスで疑似位相整合素子を作製することに成功している。
本講演では、サンプルの厚さを変えポーリング処理を行った際の二次非線形光学定数の測定結果を以下に報告する。