2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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[20a-P1-1~11] 3.7 レーザープロセシング

2018年3月20日(火) 09:30 〜 11:30 P1 (ベルサール高田馬場)

09:30 〜 11:30

[20a-P1-1] 水溶液への高強度レーザー照射により生成したコア-シェル状Au-Irナノ粒子の電子状態の空間分布と電気化学触媒活性

西 哲平1、早坂 祐一郎2、中村 貴宏3、森川 健志1、佐藤 俊一3 (1.豊田中研、2.東北大先端電子顕微鏡センター、3.東北大多元研)

キーワード:コア-シェル状ナノ粒子、電子状態、電気化学触媒

高強度フェムト秒レーザーを塩化金酸と塩化イリジウム酸の混合水溶液に照射し、コア-シェル状ナノ粒子を作製した。XRDパターンから粒子は合金化によるシフトが確認できず、EDS元素マッピングからはコアの一部が表面に露出したコア(Ir)-シェル(Au)状ナノ粒子であることが確認された。Au/Ir界面形成により電子状態が変化している可能性があるため、EELSによる電子状態の空間分布を調べた。その結果、Auのみから構成される個所でも、測定点によりスペクトルが変化し、電子状態の空間分布が確認された。