2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[20a-P7-1~37] 12.1 作製・構造制御

2018年3月20日(火) 09:30 〜 11:30 P7 (ベルサール高田馬場)

09:30 〜 11:30

[20a-P7-29] π共役系高分子を用いた新規ペロブスカイト化合物の作製 (I)
-ポリチオフェン誘導体導入の効果-

清水 俊輔1、藤田 正博1、竹岡 裕子1、陸川 政弘1 (1.上智大理工)

キーワード:有機-無機ペロブスカイト、共役系高分子、ポリチオフェン

有機-無機ペロブスカイトの有機アミンとしてπ共役系高分子を用いることにより、有機物と無機物の相互作用が誘発され、新たな性能の発現が期待できる。本研究ではπ共役系高分子の導入による影響を解明するため、光学特性の制御が容易なポリチオフェン誘導体を用い、特性評価を行った。ハロゲン化鉛とアンモニウム基を有するポリチオフェンの複合化後、鋭い励起子吸収とともにポリチオフェン誘導体のπ-π*遷移に基づく幅広い吸収が観測された。X線回折により、複合化による新たな結晶構造の形成が確認された。