2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[20p-B303-1~8] 7.2 電子ビーム応用

2018年3月20日(火) 14:00 〜 16:15 B303 (53-303)

川崎 忠寛(JFCC)、橘田 晃宜(産総研)

15:30 〜 15:45

[20p-B303-6] NEA半導体光陰極から放出される電子のもつエミッタンスと高い空間コヒーレンス

桑原 真人1,2、浅野 秀文2、宇治原 徹1,2、田中 信夫1、齋藤 晃1,2 (1.名大未来研、2.名大院工)

キーワード:コヒーレンス、エミッタンス、フォトカソード

我々はNEA表面を有する半導体光陰極を電子源に採用することで、電子線のスピンと時間を制御した透過電子顕微鏡(SP-TEM)の開発に成功した。さらに、干渉性の良い電子線発生が可能であることを実証した。平坦な電子放出面を持つ電子源であっても干渉性を有する理由として、初期エミッタンスの小ささが起因していることを定量的に証明した。これにより、カソード放出面上で横方向運動量広がりが小さいことが重要であることが分かった。