2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[20p-F202-1~9] 1.5 計測技術・計測標準

2018年3月20日(火) 13:45 〜 16:00 F202 (61-202)

野中 秀彦(産総研)

14:30 〜 14:45

[20p-F202-4] In+イオン時計遷移周波数推奨値の改定

李 瑛1、大坪 望1、松原 健祐1、早坂 和弘1、井戸 哲也1 (1.情報通信研究機構)

キーワード:光周波数標準

我々はIn+イオン光時計を開発しております。Ca+イオンで共同冷却されたIn+イオンの時計遷移スペクトルの計測から中心周波数を1 267 402 452 901 049.1 (6.9) Hzと5×10-15の不確かさで評価した。この値は2007年にWangらによって報告された周波数値と不確かさの範囲内で一致し、また一桁以上不確かさを改善する結果となった。そして今回評価された値を国際度量衡委員会時間周波数諮問委員会に報告し、In+イオン時計遷移周波数の推奨値が更新されることになった。